概要 活動日誌( 2024年 23  22  21  20  19  18  17  16  15  14  13  12  2011年以前 )

みずほの里山再生プロジェクト(活動日誌 2012)

2012/12/16

落ち葉を積み上げる
落ち葉を積み上げる

宇都宮市環境学習センター主催の「うつのみや自然探検隊[雑木林編]」の落ち葉さらいと焼きイモを同時開催。幹線道路沿いの林で落ち葉を熊手で集めて山を作りシートに載せて集積場所へ積み上げた。落ち葉は乾燥していて軽く子どもたちもシートを持って一緒に運び、積み上げた落ち葉の上では子どもたちが歩きながら踏み固め、落ち葉のプールであおむけになったりして普段できない体験を楽しんでいた。休憩時間にサツマイモをアルミフォイルに包んで焚き火の中へ投入し、作業終了後おいしく焼けた焼きイモを全員で味わった。

2012/11/18

ニホンアカガエル
ニホンアカガエル

来月実施する「落ち葉さらい」時に、熊手を使いやすいよう刈り払い機と鎌を使って下草とつる草を2時間ほどかけて整理し、同時に倒木を集めて落ち葉の集積場所を1か所追加した。その後、通路と散策路に覆いかぶさった倒木を2本処理した。草刈り中に体長5cm位のニホンアカガエルを1匹確認した。

2012/10/21

法面のゴミの収集
法面のゴミの収集

7、8月に実施した「幹線道路沿いの林」の北側にある歩道に面した法面全体を再度整備した。夏の間に伸びた草と、以前十分刈れなかった部分や地面の近くに残った笹の切株等を刈り取った。同時にゴミを拾い45Lのゴミ袋で可燃、不燃各1個分を回収した。今回の作業を終え、歩道とバス停付近がきれいに片付き、法面上部の歩行も容易になって今後の整備がやり易くなった。

2012/9/16

ミミズ調査
ミミズ調査

来月行う「うつのみや自然探検隊」のカエル調査に向けて、子どもたちがカエル採りを予定している「休憩場所のある林」で、背丈の高くなった草を刈り取り数か所に積み上げた。作業中にスズメバチが頻繁に飛んでいる場所があり、当日の安全管理を要する点も明らかになった。終了間際に、先月実施できなかったミミズ調査を行うこととし、15区画の中から任意に選んだ5区画で土を掘り起こしてミミズを探した。結果は5区画合わせて12匹(1.3g)であり、7月の実績(68匹、16.4g)より格段に少なかった。

2012/8/19

法面の草刈り
法面の草刈り

7月に続き「幹線道路沿いの林」の北側にある歩道に面した法面の東半分を整備した。歩道側に覆い被さった草木を法面の内側1.5m位まで刈り取り、歩道に落ちたものはブルーシートに載せて林内へ運んで積み上げた。その後、道路側から投げ込まれた多くのゴミを回収し、暑い中での作業を終えた。

2012/7/15

ミミズ調査
ミミズ調査

「幹線道路沿いの林」の北側にある歩道に面した林を整備した。法面の内側を1.5mくらいの幅で下刈りすることにし、刈り払い機1台とカマによる手作業5名に分かれて2時間ほど作業し、刈り取った草を林側に積み上げた。所々にある立木をチェーンソーで切り今後の下刈り作業を容易にした。移動の途中で休憩場所のある林の東出入り口付近と先月開いた観察路を下刈りした。後半は6月に実施できなかったミミズ調査を実施し、去年と同一範囲から5区画を選んで土を掘り起こしてミミズを探した。結果は5区画合わせて68匹(16.4g)であり、去年7月の実績(19匹、10g)より多かった。

 

【林の様子】

作業中にミスジコウガイビル、トウキョウダルマガエル、ニホンアカガエル(幼体)、ニホンアマガエル(幼体)、カナヘビを確認した。

2012/6/17

池で見つけたヤゴ
池で見つけたヤゴ

池のビニールが劣化し水もかなり濁ってきたため交換することにし、水を汲み出してから土や落ち葉を取り出してブルーシートに移し、その中にいる生き物を探したところヤゴが2匹見つかった。新しいビニールと交換後、石を敷きつめてから土と砂を入れて注水しヤゴを池の中へ戻した。6名で作業を進め、作業開始からほぼ1時間で池を満水にして交換作業を終了した。H21年9月から管理地に加えた南側の林の整備が進み、見通しがよくなったことから新しい観察路を通すことにし、経路を決めて下刈りして数回歩いて踏み跡をつけた。最後に次回整備する「幹線道路沿いの林」の様子を確認してから今回開いた観察路を再度歩いて作業を終了した。

 

【林の様子】

池で確認した生き物:体長5cm位のヤゴ2匹のみ(H20年4月に池のビニールを交換した時には32匹確認しているので何か変化があったのか?)作業中にトウキョウダルマガエル、ニホンアカガエル、カナヘビを確認した。

2012/5/20

コゲラを望遠鏡で観察
コゲラを望遠鏡で観察

自然探検隊の参加者にとっては初めての活動となるため、ウォーミングアップを兼ねて生き物探しをし、家族ごとに自己紹介と併せて見つけた生き物を披露してもらった。その中には、アカガエル、イオウイロハシリグモ、オオヒラタシデムシ、ジョウカイボン…等、普段気付かない生き物を見ることができた。その後2グループに分かれて笹刈りと丸太切りを交代で体験した。笹刈りは鎌で笹を刈ってシートに載せ集積場所へ運搬した。丸太切りは手鋸で丸太を50cm程の長さに玉切りにし、ベンチの枕木に利用するため積み上げた。作業中にコゲラが長い間同じ場所で木をたたきドラミングが響き渡っていたので、笹刈りグループは交代で望遠鏡を使ってその様子をじっくり観察した。今日は生き物探しと作業体験に加え、偶然にもコゲラが木をつつく様子を観察できて、参加者は林の中で十分楽しんでいた。

 

【林の様子】

カエル類はニホンアカガエル4匹、トウキョウダルマガエル2匹、ニホンアマガエル8匹を確認した。

2012/4/15

スミレ
スミレ

来月の「うつのみや自然探検隊[雑木林編]」の丸太切りと笹刈り体験に向けて、先月までに切り倒した立ち枯れ木と風倒木を2m程の長さに玉切りして丸太を15本準備し、活動場所へ運搬した。楽しみにしていたシイタケは植菌して2年目になりで大量に発生したが、放射性セシウムの影響があるため県消費生活センターの指導に従って廃棄することにした。回収したシイタケを計量したところ35kgに上った。

 

【林の様子】

林床にはクサボケと群生したスミレがあちこちで咲いていた。

2012/3/18

ウサギの糞
ウサギの糞

先月笹刈りした周辺を中心に20本程の立ち枯れ木を手鋸とチェーンソーで処理した。太い木の中には中段が腐っているものがあり、倒れる途中で折れたりしたが、つるが巻きついている木も含めて安全に切り倒すことができた。切り倒した木は3m程の長さに玉切りして運搬し、落ち葉や枯れ枝の集積場所の囲いとして利用した。寒い日であったが作業をしていると汗ばむほどであり、上着を脱いで作業した。

 

【林の様子】

落ち葉の上にウサギの糞が2か所あるのを確認した。

2012/2/19

立木に絡んだつる
立木に絡んだつる

林の東側外周に防風用の笹を茂らせるために張ったロープの内側を北から南に向かって下刈した。北側は所々に笹が生えている程度であったが、南側は笹が繁茂しており、時間をかけて刈り取って境界をはっきりさせた。下刈をしたことで落ち葉に埋もれていた倒木が移動の妨げになるため、それらを運んで落ち葉の集積場所の囲いとして利用し、刈り取った笹を投入した。その後、立木に絡んだつるを切り、順次剥がしていった。なかには直径5cm程のつるもあり、相当の期間絡んでいたようである。周囲には立ち枯れた木も多く次回以降処理することとした。

 

【林の様子】

作業開始前に、シロハラ、カケス、シジュウカラの姿を確認した。

2012/1/15

倒木の処理
倒木の処理

北東出入り口付近に茂った笹を全員で刈り取って周辺の見苦しさを解消した。同時に下刈をしない範囲を囲っていたロープの傷んだところを補修し、整備する範囲を明確にした。12月にできなかった部分の落ち葉をさらい、鉢に植えたままのコナラの苗を取り出して地植えにした。最後に倒木を整理して落ち葉の集積場所の囲いを追加した。

 

【林の様子】

我々が整備している林の南側に隣接した林がほぼ皆伐され、林の中に風が吹き込むようになってしまった。