南摩ダムの建設予定地周辺で、野鳥や川虫などを観察をします。思川開発事業に関する概要説明もあります。
なお、例年ヤマナシの花を観察している粟沢は、解散後に希望者で行きます。
日時 2016年4月23日(土) 9:00~13:00
集合 鹿沼市上南摩・室瀬バス停200m先(集合後、車で移動します。)
持ち物 昼食、飲み物、双眼鏡、雨具
参加費 100円
主催 日本野鳥の会栃木、思川開発事業を考える流域の会、
ムダなダムをストップさせる栃木の会、水環境条例制定ネットワーク
【南摩ダムとは】
南摩ダムは50年も昔、東京オリンピックの頃に計画されました。地形はダム建設に適しているのですが、南摩川は水の少ない小川なので、肝心の水は大部分をよその川に依存する計画です。しかし、あてにしていた今市市(現日光市)の取水拒否にあい、貯水量を半分に変更しましたが、それでも必要な量の水をためることはできず、南摩ダムは水収支が破たんして渇水時にも役に立たない「無駄なダム」と呼ばれています。利水に関しても、南摩ダム計画に参画している下流県は水が必要だと言ってはいますが、本当はどこの県も人口が減少傾向にあり、水は余っているのです。
【注意事項】
観察会の会場は、ダムの底に沈むために立ち退きを余儀なくされた、かつての集落の人々の生活の場です。ダムに沈む県道の付け替え工事のため工事用車両が行き交っています。また、2015年9月の集中豪雨の影響で、林道には大きな穴がいくつも空いたままになっています。くれぐれも安全第一でご参加ください。