当会では、カッコウの生息分布調査を全県的に行っており、皆さんからの情報を募集しています。
県内で、「カッコー」という鳴き声を聞いたら、ご報告ください。(自販機や信号の音声にカッコウの声を使っていることがありますので、ご注意ください。)
また、ご自宅や職場、またはよく行く場所など、普通に生活する場所で「全く声を聞かない」場合は「生息 無」としてご報告ください。
カッコウは、春に南の国から渡ってくる夏鳥です。「カッコー」といった鳴き声からこの名が付けられました。
5月頃に日本に渡ってきて、農耕地から高原にかけての草原のような開けた場所に生息しますが、住宅地などでも見ることができます。
おもしろいことに、自分では巣を作らずに、他の鳥の巣にちゃっかり自分の卵を産み、その親に自分の子を育ててもらうといった変わった習性を持っています。これを「托卵(たくらん)」といい、オオヨシキリ、モズ、ホオジロ、オナガなどがその仮親となります。
近年、地球温暖化など地球規模で環境の変化が生じつつあり、鳥類をはじめ野生生物の生息状況の変化が危惧されています。夏鳥のカッコウは長距離の渡りをする野鳥であり、今後、生息状況が変化する可能性があります。
しかし、現在、栃木県における詳しいカッコウの生息状況を調査したデータはほとんどないことから、この度アンケートを実施するものです。
2014年5月20日~7月31日
繁殖時期を対象としているため、5月19日以前の渡りの途中の可能性のあるデータは含みません。
次のいずれかの方法で、「日本野鳥の会栃木」へお送りください。
・下記の「報告フォーム」へ入力
・Eメール(wbsj-tochigi@nifty.com)に添付し送付
・ハガキ各項目を記入し郵送
(〒320-0027 栃木県宇都宮市塙田2-5-1 共生ビル2F
日本野鳥の会栃木)
・FAX(028-627-7891)で送信
・電話(028-625-4051)で連絡
観察地の緯度・経度につきましては、次のいずれかのサイトなどでお調べになり、可能な範囲でご報告ください。
【例】「36.628754,139.889675」と表示された場合、「36.628754」が「緯度」、「139.889675」が「経度」です。